肌質別・美容オイルの選び方&活用方法
2021.2.15 スキンケア

近年、乾燥肌に悩む人の強い味方になってくれているのが、「美容オイル」です。
オイルというとやはり乾燥に強いイメージがありますが、実は乾燥だけでなく、様々な肌質にも美容オイルは活用できるのです。
そこで今回は、肌質別の美容オイルを選ぶポイントと活用方法についてご紹介していきます。
また、肌質別の選び方だけでなく、肌トラブルに対する選び方もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
肌質別・美容オイルの選び方と活用方法
そもそも美容オイルとは、オイルをベースにした美容液を指します。
基本的に美容液というのは化粧水後に使いますが、美容オイルだと導入にも使えますし、化粧水や美容液を入れた後に蓋をすることも可能です。
さらに、クリームなどに混ぜて使うこともできる便利なアイテムとなっています。
肌質ごとにどんな美容オイルを選んだ方が良いのか、活用方法と一緒にご紹介していきましょう。
・乾燥肌
乾燥肌の人は油分をプラスし、肌に入れた水分を逃がさないためにも美容オイルを使ってみましょう。
乾燥肌の人が選ぶポイントは、保湿力の高さです。
保湿力というのは肌に水分を保持できる力とも言えます。
乾燥しやすい肌質の人が保湿力の高い美容オイルを使用することで、化粧水などで入れた水分を長時間逃さず、いつまでもハリ・ツヤのある肌をキープできるでしょう。
また、乾燥肌の人が美容オイルを選ぶなら動物性を選ぶのがおすすめです。
美容オイルには主に植物性・動物性・ミネラルオイルに大きく分類できます。
植物性は軽めのテクスチャーが特徴的ですし、ミネラルオイルは3つの中で一番肌への負担も掛かりません。
動物性は肌馴染みの良さや高い保湿力が特徴的であり、乾燥肌の人にはピッタリです。
乾燥肌の人が美容オイルを活用するならお手入れの最後に蓋をする形で使うか、もしくは特に乾燥していると感じたら美容オイルでスペシャルケアをしてあげましょう。
・普通肌や混合肌
普通肌や混合肌の人は、肌の水分と皮脂のバランスを整える必要があります。
美容オイルを選ぶ時はオイルが主成分として配合されているものよりも、水溶性成分と油溶性成分が2つに分かれているものを選んだ方が良いです。
2層式は通常の美容オイルよりもさっぱりとした使い心地で、保湿力も高めてくれる機能を持っています。
2層式を活用する際にはよく振ってから使用するようにしましょう。
普通肌・混合肌の人が美容オイルを活用するなら、乾燥しやすい場所を中心にブースターとして使用するのがおすすめです。
例えば、頬や顎あたりが乾燥しやすい人は洗顔後に美容オイルを頬・顎に薄く馴染ませていきましょう。
ただし、ここで鼻や額などの脂っぽくなりやすい部分には付けないように気を付けてください。
・脂性肌
脂性肌だと油分が多い美容オイルはスキンケアとして向かないのでは?と思われてしまうかもしれませんが、実は美容オイルで肌質が改善される脂性肌の方もいらっしゃいます。
脂性肌の人は元々皮脂量が多い人と、乾燥から来る脂性肌の人に分かれます。
元々皮脂量が多い人は油分の多い美容オイルを使ってしまうと、油分がさらに多くなって肌荒れを引き起こす可能性が高いです。
一方、乾燥から来る脂性肌というのは、元々乾燥肌であり水分を逃さないようにしようと肌から過剰に皮脂が分泌されてしまいます。
つまり、乾燥しているからこそ脂性肌になってしまっているのです。
もし乾燥から来る脂性肌の場合は、美容オイルを使って肌を保護した方が効果も現れやすくなります。
脂性肌の人が美容オイルを活用するなら、混合肌の人と同様に全体的ではなく部分的に使った方が良いでしょう。
乾燥が気になる部分にだけ薄めに美容オイルを塗りましょう。
また、美容オイルを選ぶ時はホホバオイルなどがおすすめです。
ホホバオイルは人間の皮脂にも含まれており、肌馴染みの良さはバツグンです。
オイル特有のベタつき感も少ないため、脂性肌の人はホホバオイルを使った美容オイルを選んでみてください。
肌トラブル別・おすすめの美容オイル
続いて、肌トラブル別におすすめの美容オイルをご紹介します。
・アンチエイジング
いつまでも若々しい肌を保ちたい方は、ローズヒップオイルがおすすめです。
ローズヒップオイルには、美白効果やシミ・シワの改善効果が期待されています。
・毛穴
毛穴の詰まりや黒ずみが気になる時はオリーブオイル、毛穴が開いてしまっている場合はホホバオイルがおすすめです。
・ニキビ
ニキビは基本的に皮脂が過剰に分泌され、炎症を起こしている状態です。
ニキビが出来ている時に美容オイルを使用する場合は、塗りすぎないように気を付けましょう。
おすすめなのは、ホホバオイルやスクワランオイルなどです。
今回は美容オイルの選び方や活用方法についてご紹介してきました。
美容オイルと一口に言っても様々な種類があり、選び方を間違えてしまうと肌に合わないものを選んでしまう可能性もあります。
今回の記事を参考に、美容オイルを選ぶ時は自分にピッタリな美容オイルを探すようにしましょう。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。