昔できたニキビの跡をなくすことは可能?毎日のケア方法をご紹介
2020.7.29 スキンケア

様々な肌トラブルの中でも、「ニキビ跡」に苦労している方は多いのではないでしょうか?
ニキビ跡は見た目が目立ちやすいだけでなく、シミのようになったり凸凹状態になったりもします。
昔できたニキビ跡はスキンケアで一気に消すことは難しいものの、毎日コツコツとケアを続けていけば徐々に改善されていくでしょう。
今回は、ニキビ跡を改善するためのケア方法についてご紹介します。
ニキビ跡の種類
ニキビ跡は全て同じわけではなく、肌質やニキビの状態などによって違ってきます。
種類が違えば対処法も変わってくるので、自分のニキビ跡がどの種類に当てはまるのか確認してみましょう。
・赤み
ニキビができて一旦は落ち着いたものの、赤みが残ってしまう場合があります。
赤みは目立ってしまうものの、ニキビ跡の中では一番肌のダメージは軽く、ケアしやすいと言われています。
通常はニキビが落ち着いてから半年以内は赤みが残る可能性が高いですが、半年以上経過すれば引いていくケースが多いです。
もしも半年以上経過しても赤みが引かない場合は、ニキビによるダメージで肌の表面が薄くなってしまい、皮膚の下が見えやすい状態と言えます。
・色素沈着
ニキビ跡がシミのように茶色く色素沈着してしまう場合もあります。
色素沈着が発生する原因は、メラニンです。
ニキビ菌が増殖し炎症を起こした状態の赤ニキビを放置していると、炎症から皮膚を守るためにメラニン色素が生成されます。
通常であれば皮膚を守ったメラニン色素はターンオーバーによって改善されますが、ターンオーバーがきちんと機能しないとそのまま残ってしまい、色素沈着になってしまうのです。
・クレーター
赤ニキビがさらに化膿して膿んだ状態になる黄ニキビは、周辺の皮膚組織や肌の奥にある真皮にも炎症を発生させてしまいます。
ニキビが改善された後に肌が修復作業を行いますが、真皮が破壊されたことで修復できた箇所とできなかった箇所が生まれてしまい、凸凹状態になります。
これが、ニキビ跡でクレーターができてしまう原因です。
一度クレーターが発生してしまうとスキンケアだけで元の肌に戻すことは難しいでしょう。
特に、黄ニキビが気になるからと爪や不衛生な器具で潰したり絞って膿を出したりすると、クレーターができやすくなります。
他にも、皮膚の再生異常でしこりが発生したり、ケロイドができたりすることもあります。
ニキビ跡を改善させるためのケア方法
赤みや色素沈着、クレーターは毎日十分なスキンケアを行うことで改善することもできます。
具体的にどのようなケアを行うとニキビ跡が改善されるのか、ご紹介しましょう。
・ビタミンC配合のケアアイテムを活用する
ニキビ跡を改善するためには、ビタミンC配合のケアアイテムを選んで活用してみましょう。
ビタミンCは肌の炎症や皮脂の量を抑えてくれる効果が期待できます。
肌のターンオーバーを促す役割も果たしてくれるため、赤みや色素沈着の改善にも有効です。
また、皮脂の量が抑えられることでニキビ予防にもつながります。
ただし、通常のビタミンCではなく肌に浸透しやすい「ビタミンC誘導体」が配合されたものを選びましょう。
・UVケアも忘れずに
ニキビ跡が色素沈着になってしまった方は、ビタミンC配合のアイテムでケアしながらも跡が濃くならないように、メラニン色素をできるだけ作らせないことも必要となります。
そのため、UVケアはいつも行っている以上にしっかりと行うようにしましょう。
ただし、日焼け止めの効果が強すぎて肌に負担がかかってしまっては意味がありません。
できるだけ肌に負担がかからない日焼け止め(ノンケミカルタイプなど)でのUVケアがおすすめです。
・肌のターンオーバーを正常化させる
肌のターンオーバーを正常化させることで、古い肌から新しい肌へと生まれ変わります。
クレーターを改善させるためにも、肌のターンオーバーを正常化を意識しながらスキンケアを行っていきましょう。
ターンオーバーの正常化にはビタミンCも有効ですが、コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸などを肌に与えて、十分な保湿を行うことも大切です。
また、場合によってはピーリングもおすすめです。
ピーリングとは古い角質層を除去し、新しい肌が出てきやすい状態にする方法となります。
ただし、古い角質層は溶かして除去しやすくしているので、敏感肌の方には向いていません。
また、敏感肌でない方もピーリングをやりすぎてしまうと肌に大きな負担がかかってしまうため注意が必要です。
ピーリングが難しい敏感肌の方は、拭き取り化粧水を活用してみましょう。
今回はニキビ跡を改善させるためのケア方法についてご紹介してきました。
ニキビ跡にもいくつか種類があり、中にはスキンケアだけでは改善できないものもあります。
しかし、だからと言って毎日のケアを怠っていいわけではありません。
ビタミンCやコラーゲンなどの保湿成分、UVケア、そしてターンオーバーの正常化を意識しながらケアを行いましょう。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。