年末年始で起きやすい肌荒れの対策方法
2019.11.9 スキンケア

風が冷たくなってくる年末は日頃の忙しさもピークとなり、気が付いたら肌が荒れていたということもあるでしょう。
女性にとって肌の調子は気分と深く関係し、肌の調子が良くないと気分も沈んでしまうと多いです。
今回は年末年始など、忙しい時期に起こりやすい肌荒れの原因と対策方法についてご紹介します。
忙しい時期だからこそ荒れやすい?肌荒れの原因とは
肌はとても敏感であり、季節の変わり目だけでなく体調の変化やホルモンのバランス、疲れなど心の状態までも反映してしまう部分となります。
肌に表れる症状は様々ですが、肌荒れの原因となるのはどのようなことが関係してくるのでしょうか?
・乾燥(バリア機能の低下)
肌の持っている力が最も低下しやすい12月~3月の期間は、外気温が下がるだけでなく、湿度も低下することで肌にとって過酷な時期となります。
さらに室内のエアコンなどの暖房器具により、湿度が低下することで肌の水分が失われやすくなってしまうのです。
健康的な肌であれば、肌の表面にある角層で水分を保持する環境を整え、セラミドが水分と油分をたっぷり保持しているため、肌は過酷な状況であっても潤いを保てます。
しかし年齢や環境、気候などの変化でセラミドの量は変わってしまいます。
そのため、セラミドの量が減ってしまうと肌のバリア機能が低下してしまい、肌に保持する水分や油分量が減少し、乾燥肌になってしまうのです。
また、乾燥している肌に外部からの刺激が加わってしまうと、肌荒れを引き起こしてしまいます。
・紫外線
紫外線=夏というイメージが強いかも知れませんが、冬でも紫外線は降り注いでいます。
紫外線の影響は日焼けやシミだけでなく、肌のバリア機能を低下させる恐れがあります。
紫外線の中には「UV-A」と「UV-B」があり、UV-Aは生活紫外線と呼ばれ窓ガラスなどがあっても肌に侵入します。
UV-Bは肌が赤くなる現象の紫外線であり、これらの紫外線を受けることで乾燥を引き起こしてしまうのです。
・スキンケア方法
間違ったスキンケアによって、肌に刺激を与えて乾燥を招いてしまう場合があります。
肌に付いたメイクや汚れを落とそうとお湯を使って洗顔したり、肌を擦ったりしている場合、洗顔方法が乾燥を悪化させていることもあるのです。
また、化粧水を肌に付ける際に力強く叩くようにすると、叩く力が肌への刺激になってしまいます。
・不規則な生活習慣
年末年始は忙しい時期だからといって日常的な睡眠不足が続いていたり、肉やファストフード中心の食生活に偏りがちになってしまうと栄養不足に陥ってしまい、肌の角層細胞が育ちにくくなり、肌のバリア機能も低下してしまいます。
また、寒い季節だと血行不良になりやすく、血流の低下によって肌の状態も変化しやすいでしょう。
・体や心の不調
体や心の不調は直接肌に関係ないと思われがちですが、敏感な肌は不調に対して何かしらのサインを出してきます。
例えば腸内環境が悪化すると便秘や下痢などの症状の他に、肌荒れなども引き起こしてしまうのです。
腸内で排泄されない老廃物は有害物質となって毒素を生み出し、毒素は吹き出物やニキビとなって肌に現れてしまい、結果として肌荒れを起こしてしまいます。
・ホルモンのバランス
女性は排卵後から生理前まで、黄体ホルモンであるプロゲステロンが分泌されます。
ホルモンが分泌されることで皮脂の分泌量も多くなり、肌荒れやニキビを増やしてしまうことがありますが、精神的なストレスなどもホルモンのバランスに関係します。
肌荒れの対策方法とは
様々な原因によって引き起こされる肌荒れは、どのような対策で改善させることができるのでしょうか?
・洗顔方法やクレンジングの見直し
洗顔やクレンジングを行う際には、肌を傷付けないようにしましょう。
よく泡立てた洗顔で肌を包むように洗い、すすぐ時はぬるま湯で優しく洗い流します。
クレンジングも擦らないように、指で円を描くように馴染ませましょう。
・スキンケア商品の見直し
化粧品にはそれぞれの商品に様々な役割があります。
化粧水には水分を保持して柔らかくし、乳液には油分の保持やバリア機能サポートなどに役立ちます。
どちらかを使用するのではなく、2つセットで足りない部分を補うようにすると良いでしょう。
乾燥が気になる場合は、集中ケアできるマスクやクリームなどを追加し、吹き出物などが気になる場合は、毛穴に詰まりにくいノンコメドジェニックなどを明記された化粧品を選んでみましょう。
・睡眠時間を確保する
体や心をリセットするためには、適度な睡眠が必要です。
夜の10時から深夜2時の間は肌細胞が生まれ変わる時間であるため、就寝の目安にしてみましょう。
睡眠中に活発に行われる肌のターンオーバーは、成長ホルモンが重要です。
成長ホルモンを盛んに分泌させるには、睡眠の質を低下させる行動を控えた方が良いでしょう。
過剰な飲酒や喫煙、テレビやスマホは就寝1時間前までと決め、入浴は就寝の2時間前までに済ませるのがおすすめです。
・食事を見直す
健康な肌や体を作るためには、質の良いタンパク質やビタミンが含まれている野菜を中心とした食事がおすすめです。
特にキウイやレモンに含まれているビタミンCや、ほうれん草やにんじんに含まれているβカロテンは肌や粘膜を健康に保つ働きがあり、抗酸化作用もあります。
また、豚肉などに含まれるビタミンB1や、納豆・乳製品などに含まれるビタミンB2も皮脂の分泌に役立つので積極的に取り入れてみましょう。
年末年始など忙しい時期は、環境や体調の変化によって肌荒れが起こりやすくなります。
肌の状態を見ながら、自分に合ったケアを行ってみましょう。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。