汗疹とは違う?大人の「汗荒れ」を予防するポイント
2021.7.31 スキンケア

厳しい暑さに多くの汗をかく夏は、汗疹(あせも)ができて悩んでいる人が多い時期です。
激しい痒みと人によっては痛みなど、汗疹は清々しい夏とは無縁な状態になってしまいます。
ただ、その痒みや痛みが汗疹でない可能性もあります。
ここでは、夏の大人の肌に見られる汗荒れについてご紹介していきます。
汗疹との違いや特徴、予防法もお伝えするのでぜひ最後までご覧ください。
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汗荒れとは?汗疹との違いって?
汗荒れは肌に痒みと炎症が起きてしまった状態のことを指します。
こう見ると汗疹との明確な違いが分かりませんが、汗荒れの原因は汗に含まれた塩分や汗の放置で発生するアンモニアによる刺激です。
また、汗荒れはアクセサリーの金属が溶け出し、アレルギー症状を引き起こすことも原因の1つです。
一方で汗疹は、汗自体が汗腺の中に留まり続けることで炎症を起こします。
このように両者には違いがありますが、特に気温が高い真夏には汗荒れを引き起こしやすいです。
肌は乾燥が起こり、正しいスキンケアができていないとダメージを受けてやすくなってしまいます。
そんな肌が、紫外線によるダメージでより一層傷み、ケアされないまま大量の汗をかいたらどうなるでしょう?
非常に汗荒れが起こりやすい肌環境になってしまいます。
汗荒れしやすい場所について
汗荒れは汗と様々な要因によって引き起こるため、基本的には汗をかきやすい場所に発生します。
・額
・首回り
・手首
・バスト
・間接の内側
・手首
上記の部位は特に汗をかきやすく、あらゆる部分に肌荒れの症状が発生するリスクがあります。
特に掻きむしりやすい場所は汗荒れが重症化しやすいので注意してください。
腕や首などにできてしまった場合は、辛くても掻くのは我慢するようにしましょう。
掻いてしまうと肌は傷つき、より炎症を引き起こしやすい環境を作ってしまいます。
また、大人の汗荒れが危険という理由は、子どもに比べて傷痕が残りやすいことが挙げられるからです。
掻けばかくほど重症化して、色素沈着による痕にも十分なり得るので注意しましょう。
あらゆる予防法で汗荒れの悪化を防ごう
シミにもなり得る厄介な汗荒れは、予防法を用いて発生と悪化を防いでいきましょう。
対策方法は以下の5つがあります。
・通気性を良くする
汗荒れの発生は通気性を良くすることによって防ぐことが可能です。
首、関節の内側、お腹周り、下着のあたる部分などは特に蒸れないように注意してください。
夏場は夜に多少涼しくなったとしても、他の時期よりたくさんの汗をかきやすいです。
汗荒れの温床を作らないように、エアコンやファン、扇風機などを上手く活用し、また涼しく感じる衣服で寝ると良いです。
・汗はなるべくすぐに拭く
たくさん汗をかいてしまう夏は、次々と溢れ出す汗を拭くのが面倒だと感じる人は多いでしょう。
しかし、汗を拭かない状態は汗疹にもなりやすく、できた汗疹が原因で汗荒れに繋がる場合もあるので注意してください。
汗はなるべくすぐに拭くようにし、ベタつきが気になる場合には汗拭きシートも活用してサラサラな肌を目指しましょう。
・きちんと保湿する
夏場は乾燥とは無縁だからといって保湿を怠っていませんか?
実は、夏の肌でも乾燥してしまうことは多く、大量の汗をかいたことで潤いが失われて乾燥したり、紫外線によって肌バリアが破壊されて乾燥したりと、意外にも乾燥しやすい季節です。
特に肌バリアが失われた上での乾燥状態は、汗荒れにも繋がりやすいためしっかりと保湿することが大事です。
保湿アイテムには、クリームやローションがおすすめです。
シミが気になる場合は、シミ対策美容液も用いて徹底的にケアしていきましょう。
・痒くても掻かないこと
汗荒れができてしまっても掻かないことが悪化を防ぐカギとなります。
保湿を行えば多少痒みは軽減できるので試してみてください。
ただ、掻いていないにも関わらず汗荒れの悪化や痒みが収まらないという場合は、睡眠中に自然と掻いて悪化させている可能性が考えられます。
この場合は、我慢せずに市販の痒みを抑える薬や汗疹治療薬を使いましょう。
・ひどい場合には皮膚科を受診
上記方法をやってみてもダメだったという方は、皮膚科を受診してください。
医療機関ならば自身の肌の状態から最適な薬を処方してもらえ、場所によってはスキンケアのアドバイスももらえるでしょう。
今回は夏の大人の肌によく見られる症状、汗荒れをご紹介してきました。
汗疹とは異なりあらゆる肌トラブルが原因に含まれるため、症状も汗疹以上にひどくなりがちです。
汗荒れによる悩む夏から抜け出すためには、ご紹介してきた様々な対処法を実践してみてください。
また、夏のスキンケアではリファイン リッチローションをおすすめします。
リファイン リッチローションは肌の土台からしっとり潤いで満たしてくれるケアアイテムです。
一日中潤いを逃がすことなくハリ感あり、キメ細かい整った肌環境へと導いてくれます。
ぜひ活用し、肌トラブルが多い夏を乗り切りましょう。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。