「肝斑」を消すことはできる?具体的な対処方法とは
2021.5.18 スキンケア

年齢と共に増えていきやすいシミですが、実はいくつか種類があり、それぞれで原因が異なります。
特に「肝斑」は普通のシミと違って治療が難しく、悪化しやすいと言われています。
そのため、肝斑を防ぐためにはまず原因を知り、効果的な対処方法を取り入れる必要があるでしょう。
今回は肝斑が現れる原因と、具体的な対処方法について解説していきます。
肝斑は普通のシミとどう違うのか?
肝斑は普通のシミと違い、間違ったケアをするとかえって色が濃くなってしまう恐れもあります。
ただし、普通のシミと全く区別が付かないというわけでもありません。
通常、シミというのは紫外線を浴びた部分に出現するため、顔全体で見られやすいです。
しかし、肝斑は頬骨を中心に出現します。
場合によっては額や口の周りにもできますが、目の周りにはほとんど見られません。
頬骨にライン上のシミが現れたら肝斑である可能性が高いです。
肝斑が出現してしまう原因
シミの原因というと、やはり紫外線を思い浮かべる方も多いでしょう。
紫外線によって肌にダメージが蓄積されていき、年齢を重ねれば重ねるほどシミの数が増えていきます。
また、男性にもシミは見られるものです。
しかし肝斑は男性よりも女性に多く見られるシミだとされています。
なぜなら、「黄体ホルモン」と呼ばれる女性ホルモンの一種と深い関係があるためです。
黄体ホルモンの分泌されるバランスが崩れてしまうことで、肝斑が現れると考えられています。
特に睡眠不足やストレスによってホルモンバランスが乱れている時や、妊娠・出産の時期、経口避妊薬の服用なども原因の一つです。
ただし、肝斑が出現する根本的な原因は未だハッキリと改名されていないため、完全に治療することが困難だと言われています。
肝斑はどうすれば防げる?
肝斑は女性ホルモンとの関わりが深く、閉経後は肝斑も薄くなりやすいです。
それでも一度肝斑が出現すると、きちんとケアをしない限りそのまま濃いシミが現れたままになってしまいます。
肝斑を防ぐためにはどのようなケアが必要となってくるのでしょうか?
・ホルモンバランスが崩れない生活習慣を心掛ける
女性ホルモンと関わりが深いため、日常的にホルモンバランスが崩れないように注意した方が良いでしょう。
女性の身体は繊細であり、ちょっとしたことでもすぐ女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。
例えばストレスや疲労が蓄積されていけば、気が付かないうちにホルモンバランスも崩れてしまうでしょう。
できるだけ規則正しい生活を心掛け、ストレスを定期的に解消していくことが大切です。
また、睡眠時間だけでなく睡眠の質にも注目してみたり、普段から栄養バランスの整った食事を摂ったりすると、女性ホルモンも整いやすくなります。
・なるべく肌に刺激を与えない
肝斑も他のシミと同様、刺激を与えてしまうと色が濃くなってしまう恐れがあります。
そのため、なるべく肌に刺激を与えないことも大切です。
夏に限らず毎日紫外線対策を心掛けたり、洗顔やクレンジングは少ない摩擦で行うようにしたりなど、丁寧なケアに取り組みましょう。
また、メイクする際にも肝斑を隠したいがためにファンデーションをゴシゴシと塗ってしまう人もいますが、優しく乗せていくイメージで塗ってください。
肝斑に効果的な成分をスキンケアに取り入れよう!
既に肝斑が現れている場合、少しでも色を薄くしたい場合は、肝斑に効果的な成分をスキンケアに取り入れることが大切です。
肝斑に有効な成分の1つに、「トラネキサム酸」があります。
トラネキサム酸は元々抗炎症薬・止血剤として利用されていましたが、同時に肝斑の改善効果も見られたことから保険適用外ではあるものの、医師も処方してきた歴史があります。
トラネキサム酸はメラノサイトに働きかけ、メラニンを作らせる「プラスミン」を抑える作用があります。
この働きによって色素沈着を抑制してくれるのです。
ただし、トラネキサム酸には本来女性ホルモンのバランスを整えてくれる効果はありません。
そのため、上記でご紹介したホルモンバランスを整えるために規則正しい生活を送ることも必要となってきます。
ジュランツでは敏感肌の方にもご利用いただけるよう、低刺激設計の美白化粧品「タカスホワイト」をご用意しています。
美白化粧水の「タカスホワイト ローション」には美白有効成分のトラネキサム酸や保湿成分のセラミドなどが配合されており、美白美容液の「タカスホワイト ミルク」にはさらに肌の炎症を緩和させ、紫外線から肌を守るホホバオイルも配合されています。
タカスホワイトの2つを合わせて利用することで、いつまでも透き通る白い肌も目指せます。
今回は肝斑の原因や改善方法などをご紹介してきました。
女性ホルモンとの関係性が深い肝斑は、ホルモンバランスの乱れを防ぎつつ、肝斑に効果的な成分を利用して丁寧にケアしていくことがポイントとなります。
肝斑でお悩みの方は、ぜひジュランツの「タカスホワイト」を1年中使える美白ラインとしてご利用ください。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。