一番乾燥しやすいのは何月?時期に合わせて乾燥対策をしよう
2020.11.18 スキンケア

乾燥は、肌にとって非常にダメージとなりやすく肌トラブルの原因にも挙げられています。
その時期によって、乾燥のしやすさは異なっているのでそれぞれで対策をしなければなりません。
そこで今回は、何月が一番乾燥しやすいのか、また時期に合わせた乾燥対策についてご紹介していきましょう。
季節に合わせた乾燥ケアをしていくのであれば、ぜひ今回の記事をチェックしてみてください。
一番乾燥しやすい時期って何月なの?
日本は年中同じ気候ではなく、春夏秋冬の四季によって気候が移り変わります。
基本的に冬が乾燥しやすいとされていますが、冬は11月頃から雪解けの3月までとなります。
もちろん冬の間は乾燥しやすい時期となりますが、乾燥のピークとされているのは1月・2月です。
外的環境の湿度は降水量や気温によって大きく影響を受けてしまうので、降水量の多い時期となると湿度は高まります。
良く気象予報などでも用いられている湿度は、相対湿度を示していることが多くあります。
この相対湿度とは、空気中の1立方メートルあたりにどのくらいの水分量を含むことができるかを示したものです。
これは空間の温度によっても左右されてしまうので、例えば気温が10℃の時に湿度が50%となっていた場合、室温を20℃に温めたとすると湿度はその半分の25%になってしまいます。
冬場に寒いからと室内で暖房をつけると、より乾燥した空間となってしまうことにつながるのです。
そのため、乾燥対策として意図的に加湿器を置いたり、濡れたタオルなどを干して湿度を上げる必要があります。
これは冬の季節全般的に言えることですが、最も気温が低下しやすく降水量も少ないとされる冬の1月・2月は乾燥のピークと言えるでしょう。
季節によって違うのは気温や湿度だけじゃない!
季節によって気候が異なってしまい、乾燥しやすさが変動してしまうことはもちろんありますが、季節によって異なるのは気温や湿度だけではありません。
気温や湿度などが変動すれば、人間の皮脂分泌も変動してきます。
個人差はありますが、通常夏場と冬場では分泌される皮脂量が1.5倍も異なることがわかっています。
分泌される皮脂量は、皮脂腺が活発化しているかどうかによっても変わってきます。
夏のように暖かい気温となれば、代謝が良くなり皮脂腺が活発化します。
一方で、冬のように寒い季節となれば代謝も低下してしまったり、体温を保つためエネルギーを体内に貯蓄しようとしたりするので、皮脂腺は不活性化されてしまいます。
そもそも皮脂は、肌を外的環境や刺激から守る役割を持っており、それが少なくなってしまうことで肌に与えるダメージが大きくなってしまうことになるのです。
季節によって皮脂量が変わってしまうことはある程度仕方のないことですが、個々の肌質や年齢、乾燥具合によって皮脂の代わりとなる乳液やクリームなどを補充してあげる必要があるでしょう。
時期に合わせた乾燥対策を
やはり乾燥しやすい時期にこそ、しっかりとした乾燥対策を行わなければなりません。
夏場は自然と皮脂量が多くなっているので、そこまで乾燥対策は必要とはならないでしょう。
しかし、皮脂量も減少する冬場は環境的にも乾燥しやすくなっているのでしっかりとした乾燥対策を行わなければ、より乾燥がひどくなってしまったり、乾燥による肌トラブルを引き起こしてしまったりします。
肌質や年齢などによって皮脂量は変わってきてしまいますが、乾燥しやすい時期であれば基本となるスキンケアを忠実に行ってみてください。
スキンケアの基本と言えば、以下の3点が大切です。
・クレンジングや洗顔で汚れを落とす
・化粧水で水分補給をする
・水分が蒸発しないよう乳液やクリームで保湿する
中でも、乾燥対策としては最後の乳液やクリームが重要となります。
化粧水で乾燥した肌に水分を補給することも大切ですが、その水分を逃がさないようにすることも大切です。
化粧水や美容液をしっかりと浸透させたら、乳液やクリーム(オイルでも可)などで肌の油分を追加し浸透させた成分が蒸発しないようにしてあげます。
乳液やクリームは皮脂に代わって肌を守る役割も持っています。
肌を外的環境や刺激から保護するためにも、乳液やクリームなどの油分は忘れないようにしましょう。
乳液やクリームのべたつきが気になるのであれば、軽くティッシュなどを当てるだけでもべたつきが気にならなくなっておすすめです。
また、肌を柔らかくするからと言って最初に乳液を使用してしまうと、乳液に配合されている油分が化粧水や美容液の浸透を妨げてしまうこともあるので、メーカーに指定されていなければ通常通り化粧水や美容液使用後に乳液を使うようにしましょう。
今回は、乾燥しやすい時期と時期に合わせた乾燥対策についてご紹介してきました。
乾燥しやすいのは冬の季節ですが、その中でも1月・2月が最も乾燥しやすくなります。
時期に合わせて乾燥対策をすることで、乾燥知らずの肌になれるでしょう。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。