肌質や季節で使い分ける!乳液・クリームの上手な活用法
2020.11.26 スキンケア

スキンケアを行う際、化粧水や美容液をしっかり肌の中に閉じ込める役割を持つ乳液やクリームは欠かせない存在です。
乳液とクリーム、どちらも使用している人もいれば片方だけ使用している人もいます。
また、どちらを使用したらいいのか悩んでいる人も少なくないでしょう。
そこで今回は、肌質や季節から乳液とクリームの上手な活用方法についてご紹介していきます。
より効果的に乳液やクリームを活用したいという人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
乳液とクリームの違い
乳液もクリームも、実は同じ役割を持っています。
どちらも、肌に浸透させた水分を閉じ込めるため役割を担っています。
化粧水や美容液で水分や美容成分をたっぷり肌に浸透させていても、それらは体温や外的環境からすぐに蒸発しやすくなっており、しっかりと蓋をしてあげないと本来の効果を発揮できず乾燥してしまいます。
乳液とクリームの役割は、この化粧水や美容液の成分を外に逃がさないためと同じものにはなりますが、2つは全く同じものではなく含まれている水分量や油分量が異なっています。
改めて、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
・乳液
クリームよりも含まれている水分量が多く、肌馴染みも良いアイテムです。
配合されている水分量と油分のバランスが良く、保湿の役割を持ちながらも肌を柔らかくする作用にも期待できます。
べたつきすぎるのが苦手な人や皮脂の分泌によるテカリが気になる人は、クリームよりも乳液がおすすめです。
・クリーム
乳液よりも含まれている油分量が多く配合されています。
テクスチャーも乳液より硬めになっているので、肌馴染みはそこまで良くはありませんが、その分保湿力は高いです。
乾燥が気になる人やべたつきが気にならない人は、クリームを使ってみても良いでしょう。
保湿力はクリームの方が上?
含まれている油分量からすれば、保湿力がより高いのはクリームです。
しかし、メイク前の保湿ケアとなるとこってりしているクリームではファンデーションが乗りにくくなってしまいます。
クリームをメイク前に使用するのであれば、使用後に一度ティッシュオフしてから始めてみるとファンデーションも乗りやすくなるでしょう。
また、ホルモンバランスの乱れから顔の皮脂バランスが乱れていると感じた際には乳液を使用してみてください。
保湿力だけで見ればクリームの方が効果的ですが、個人の皮脂バランスなどから乳液を使うこともおすすめです。
両方使うのはアリ?
乳液とクリーム、どちらを使えば良いのか、また両方使った方が良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
乳液とクリームはどちらも使った方が効果的だと思われていることが多いですが、季節や天気などによって使い分けた方が良いです。
例えば、夏であれば汗をかきやすい季節なので、保湿し過ぎてしまうと顔のテカリが気になったり、化粧崩れにも影響してきてしまったりします。
冷房などで乾燥が気になる人や過度な乾燥肌でなければ、夏場は乳液のみでも十分です。
また、冬であれば夏よりも乾燥しやすい季節となります。
そのため、乳液とクリームの両方使用しても良いですし、乳液は顔全体にし乾燥が気になるところだけクリームを重ね付けするのも良いでしょう。
肌質や年齢などによっても肌の状態は一人ひとり異なっているので、自分の肌の状態をしっかりと把握し、保湿方法や乳液・クリームの使い分けを考えてみてください。
肌質で使い分けるなら?
乳液もクリームもそれぞれ良い点、悪い点がありますが、それぞれの肌質で使い分けてみるのもおすすめです。
そこで、ここからは肌質別に乳液・クリームの使い分け方法とそれぞれの使い方を解説していきます。
・乾燥肌
30代以上ともなるとどうしても肌の乾燥が気になってしまうものです。
乾燥肌であれば、化粧水や美容液を使用後、乳液とクリームを両方使うことでより乾燥しにくい肌になれます。
使用する化粧水や美容液も保湿効果の高いとされているセラミドが配合されているものを選ぶとより効果的です。
そして、乾燥肌を改善していくためには肌の水分量と油分量のバランスも整えなければなりません。
水分量と油分量を整える作用を持つ乳液を使うことで、乾燥肌を根本から改善することにもつながります。
・オイリー肌
オイリー肌で皮脂が気になるという人でも、必ず乳液は使ってください。
乳液を使用しないと、せっかく肌に浸透させた水分や美容成分が蒸発してしまい、より皮脂の分泌を促してしまうことにもなります。
べたつきが気になるのであれば、乳液を化粧水で薄めて使用したり、乳液塗布後にティッシュオフしたりしてみてください。
・混合肌
べたつきも乾燥も気になる人は、スキンケア選びも大変です。
夏場はべたつきが気になるでしょうから、さっぱり目の乳液を使用したり、冬場は乾燥が気になってくるので乳液とクリームを部分使いしたりする必要があります。
1年間の中でもその季節に合わせてケアしていかなければなりません。
もし、べたつきが気になる場合には部分的にティッシュオフするのがおすすめです。
今回は、乳液とクリームの上手な活用方法についてご紹介していきました。
それぞれ異なる特徴を持つアイテムなので、個々の肌質やなりたい肌に合わせて選んでみると良いでしょう。
また、その季節によっても乾燥しやすさは変わってきてしまいます。
可能であれば、その季節ごとにも自分に合った乳液やクリームを使用していきましょう。
ぜひ、自分の肌に合わせた組み合わせを探してみてください。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。