朝のスキンケアは何を重視すべき?忙しい中でも万全のケアを!
2020.5.2 スキンケア

これからの季節、特に春から夏にかけては紫外線が強くなる時期なので、紫外線対策を意識したスキンケアを心掛けることが大事です。
今回の記事では、朝のスキンケアで重視すべきポイントやコツをご紹介します。
朝のスキンケアは何を重視すべき?
朝と夜ではスキンケアの役割が異なることをご存じですか?
夜のスキンケアは、肌を休ませ、肌に栄養を行き渡らせることが重要です。
一方、朝に行うスキンケアは、外部の刺激から守ることを重要視します。
では、朝はどのようにして外部からの刺激を守るためのスキンケアを行えば良いのでしょうか?
1. 皮脂を適度にクリアする
私達が夜寝ている間も、日中と同じように汗や皮脂が分泌されます。
皮脂は時間が経つと酸化して「変性皮脂」となり、そのまま長時間変性皮脂を落とさずにいると、ニキビや毛穴が黒ずむ原因になってしまいます。
そのため、朝のスキンケアを行う際には、皮脂をしっかりと落とさなければいけません。
ただし、皮脂を落としすぎると肌が乾燥してしまうため、自分の肌質に合う方法で洗顔をすることがポイントです。
・乾燥肌
洗顔料を使うと皮脂を落としすぎてしまうので、お湯だけの洗顔がおすすめです。
・混合肌
皮脂が余分にでている箇所のみ洗顔料で顔を洗い、他の部分はお湯だけで洗ってください。
・脂性肌
洗顔料を使用して顔全体を洗いましょう。
このように、自分の肌質に合わせて洗顔をすることで、皮脂を落としすぎず適度にうるおいが残る洗いあがりとなります。
また、洗顔料は低刺激で優しく洗えるものを選ぶことがポイントですよ。
2.紫外線や花粉などの刺激を防ぐ
朝のスキンケアで重要となる役割の2つ目は、紫外線などの外部刺激の対策です。
花粉や紫外線、エアコンの風などから刺激を受けると肌のバリア機能が低下してしまいます。
外部刺激を少しでも防ぐためには、バリア機能を低下させないようなスキンケアが求められます。
これからの時期、紫外線が強くなるので、日焼け止めは欠かせません。
日焼け止めを塗ることで、シミやそばかすの予備軍を減らせ、同時に肌へのダメージを軽減できます。
また、この時期は普段の倍以上の時間をかけて、しっかりと保湿をすることも大事です。
肌が乾燥していると刺激を受けやすくなってしまうので、丁寧に保湿しましょう。
朝の洗顔・保湿・紫外線対策のポイント
朝のスキンケアは、洗顔、保湿、紫外線対策の3つを意識して行いましょう。
では、それぞれで意識したいポイントをご紹介します。
1.洗顔
自分の肌質や肌の状態に合わせて洗顔をします。
洗いすぎると肌が乾燥し、皮脂が過剰に分泌されてしまうため、適度に皮脂を落とすだけに留めることがポイントです。
Tゾーンの皮脂がでやすい箇所のみを洗顔料を使って洗顔し、他の部分はお湯だけで洗顔をしましょう。
皮脂があまりでていなければ、洗顔料を使用せずにお湯で洗い流すだけでOKです。
2.保湿
朝は保湿をしっかりと行うことが大切です。
充分に保湿ができないと、化粧をした時に乾燥する原因に繋がり兼ねません。
まずは化粧水を手またはコットンでパッティングしていきます。
優しく軽く抑えるようにしながら馴染ませてください。
化粧水が肌に馴染みきったら、クリームを塗っていきます。
化粧水が肌に馴染まないうちにクリームを塗ると、充分に保湿ができないので、馴染んでから塗るのがポイントです。
クリームを塗ると油分が水分の蓋をしてくれるので、肌が乾燥するのを防いでくれます。
そのため、朝は乳液ではなくクリームを利用した方が保湿効果は高くなります。
3.日焼け止め
スプレータイプの日焼け止めは、すぐに全身に日焼け止めが塗布できることから人気のアイテムです。
しかし、朝に日焼け止めを塗るのであれば、塗りムラがないようにクリームタイプやジェルタイプの使用をおすすめします。
また、日焼け止めを薄く伸ばしすぎた場合は、充分に効果を発揮されません。
少しずつ手に取って、隅々まで塗り込むことでムラなくしっかりと日焼け止めを塗ることができますよ。
もし、日焼け止めで肌が荒れてしまうようなら、UVカットができる化粧下地やパウダーファンデーション、フェイスパウダーを使用するのも手です。
パウダーファンデーションなら、肌に直接紫外線が当たらず、紫外線を反射するメリットもあります。
メイクをオフする時にも落としやすい点からもパウダーファンデーションの利用はおすすめですよ。
朝は洗顔・保湿・紫外線対策の3つを重視したスキンケアを心掛けることが、美肌への近道です。
自分のことになかなか時間が避けない時間帯でも、使用するアイテムを工夫することで時短にもなりますよ。
自分の肌質や肌の状態に合うスキンケアを使用してみてくださいね。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。