肌のバリア機能って本当にあるの?低下を防ぐために気を付けたいこと
2023.1.4 スキンケア

肌の潤いは、最初から備わっているバリア機能によって維持されています。
乾燥肌になってしまうと、皮脂の分泌が減少します。
それは、バリア機能が弱まっている証拠です。
そのまま放置してしまうと、様々なトラブルを引き起こす原因になりかねません。
今回は、肌のバリア機能や低下してしまう原因や回復させる方法などについて解説していきます。
乾燥などのお悩みを抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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健康的な肌に欠かせないバリア機能とは?
バリア機能は、皮膚の表面にある角質層に備わっている保護機能です。
皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質という3つのバリア機能があります。
それぞれの機能はどのようなものか解説していきます。
・皮脂膜
皮脂膜は角層の表面にあり、汗と皮脂から構成されています。
健康な肌であれば持っている機能です。
摩擦や乾燥、細菌などの外的刺激から保護してくれることが主な役割となっています。
また、角層に含まれる水分が蒸発することを防ぐ働きも有しています。
・天然保湿因子(NMF)
天然保湿因子(NMF)は、角層の内部に存在しているものです。
化粧水などに含まれている水分や保湿成分を蓄えるという役割を担っています。
・細胞間脂質
細胞間脂質は、セラミドが主成分です。
角層細胞同士の隙間をレンガの間に使われるセメントのように埋めています。
細胞同士をつなぎとめることにより、角層内部の水分を保持することが役割です。
なぜ機能が弱まってしまうのか?
私たちの肌のバリア機能は、水分と油分のバランスが保たれている時に正しく働きます。
バランスを保ち続けることが理想的ですが、紫外線によるダメージや乾燥、摩擦、間違えたスキンケアなどにより弱まってしまいがちです。
バリア機能が弱まることで皮膚膜が薄くなってしまったり、角質のキメが乱れたりするのです。
そうなると、肌の内側にある水分が蒸発し、さらに乾燥が進むという負のループに陥ります。
ターンオーバーの乱れも、バリア機能を低下させる原因のひとつです。
正常なターンオーバーができていれば、健康的な肌を保てます。
しかし、スパンが早すぎると水分を蓄える機能が弱くなったり、逆に遅すぎると古い角質が残ってざらつきの原因になったりします。
睡眠不足や栄養バランスの乱れがターンオーバーの乱れにつながるため、生活習慣の見直しも重要です。
バリア機能を回復させる方法はある?
肌が本来持っているバリア機能は、回復させることができます。
最後に、どのようなスキンケアが回復に効果的なのかみていきましょう。
・肌を清潔に保つ
バリア機能が低下していると、化粧品に配合されている成分やアレルゲンとなり得る物質が付着した時、思いがけない肌トラブルにつながる可能性もあります。
朝と夜は正しい方法で洗顔し、肌を清潔な状態に保つことを意識しましょう。
クレンジングや洗顔料は、洗浄力が強いと皮脂を摂り過ぎてしまいます。
そうすると肌のバリア機能は弱まってしてしまうので、できるだけ肌に優しいタイプを選んでみてください。
洗顔時は、泡立てて包み込むように洗うこともポイントです。
流す際はぬるま湯で洗い流すと肌への負担を軽減できます。
・乾燥しないようにする
乾燥してしまうと、それだけでバリア機能は弱くなってしまいます。
乾燥しないように水分と油分のバランスがとれた状態をキープするのが理想です。
キープし続けるためには、毎日の丁寧なスキンケアを継続する必要があります。
自分の肌に合う化粧水や乳液、美容液などを見極め、使用するようにしましょう。
スキンケアアイテムの中には、パラベンやアルコール(エタノール)、香料、着色料などが配合されているものもあります。
これらは、バリア機能が弱くなった肌にとって強い刺激を与え、負担になってしまいます。
そのため、配合されている成分も要チェックです。
また、アレルギーテスト済みの表示がされているものを選ぶこともおすすめです。
・化粧水はハンドプレスでしっかり染み込ませる
化粧水を付ける時は、手のひらで両手を包み込むようにハンドプレスしてみましょう。
コットンの使用が刺激になってしまうという理由で、手で化粧品を付ける方もいるでしょう。
そのようにする場合、手もしっかり保湿し、柔らかくしておくことがポイントになります。
ハンドプレスをすると、より浸透感が高くなります。
肌に水分がしっかりと入り込めば、バリア機能の低下を防げるので、ぜひ試してみてください。
回復させるには、このような方法があります。
それぞれに合っているスキンケア方法があるため、一概には言えません。
しかし、回復に役立つ方法なので、乾燥などが気になっている場合はお試しください。
肌のバリア機能を取り戻したいなら「ステムナリッシュクリーム」
肌のバリア機能は、スキンケア次第で回復します。
肌トラブルで悩んでいる場合は、スキンケア方法を変えてみましょう。
使用するスキンケア商品選びで迷っているのであれば、ジュランツの「ステムナリッシュクリーム」がおすすめです。
ステムナリッシュクリームは、肌環境の活性化をサポートしてくれる保湿成分を配合したクリームです。
セラミドやレチノールを配合しているため、ハリがあり、トラブルに負けない肌へと導いてくれます。
使用するスキンケア商品を変えるなどして、肌を健やかな状態に維持できるようにしましょう。
アイテム選びで迷ったら、ジュランツのステムナリッシュクリームをぜひお使いください。
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Dr.高須英津子が解説!「3GFとは?」
お肌の"再生力"に着目した最新アプローチ
年齢を重ねると、お肌のハリ・弾力が失われ、小ジワやたるみが目立ってきます。
その大きな原因のひとつが、「成長因子(グロースファクター)」の減少です。
成長因子は、もともと私たちの体内に存在し、細胞の修復や再生をサポートする重要なタンパク質。
しかし加齢とともに分泌量が減少するため、お肌は"再生のスピード"を落としてしまうのです。
そこで美容医療の現場で注目され、スキンケアへ応用されたのが 「3GF」。
これは「3種類のグロースファクター(EGF・FGF・IGF)」を組み合わせた成分で、総合的にお肌の若々しさをサポートします。
3つのGF、それぞれの働き
◆ EGF(上皮成長因子)
皮膚の表面にある細胞のターンオーバーを促進。
古い角質をため込まず、キメの整った明るい印象のお肌に導きます。
美容医療ではレーザー治療後の回復をサポートする目的でも用いられる、信頼性の高い成分です。
◆ FGF(線維芽細胞成長因子)
お肌の真皮にある線維芽細胞を増殖・活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生をサポート。
お肌を支える"土台"を強化し、弾力やハリ感を高めます。
加齢によるたるみや小ジワのケアに欠かせない因子です。
◆ IGF(インスリン様成長因子)
細胞全体の代謝を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進。
お肌のうるおいやバリア機能をサポートし、紫外線、乾燥、大気汚染物質などの外的ストレスに強いお肌に整えます。
"肌質改善"という観点での役割が期待される成分です。
3GFの相乗効果
それぞれ単独でも効果が期待できますが、3つを組み合わせることで相乗的な働きを発揮します。
•表皮(EGF)
•真皮(FGF)
•細胞全体の代謝(IGF)
と、お肌の多層的なレベルに同時にアプローチできるのが「3GF」の大きな特長。
"表面だけのケア"にとどまらず、土台から整えて若々しい印象をサポートします。
医療からスキンケアへ
本来、成長因子は医療分野で火傷治療や組織再生の研究に使われてきたもの。
その有効性に注目し、美容医療やホームケアへ応用されたのが「3GF」です。
医師の臨床経験に裏付けられた成分だからこそ、年齢を重ねたお肌への信頼度が高いのです。
まとめ
「3GF」は、美容医療から誕生した"お肌の再生力"に働きかける成分。
ハリ・弾力・うるおいを支える多角的なサポートにより、年齢を感じやすいお肌を根本から立て直すことが期待できます。
スキンケアでの継続的な取り入れこそが、健やかで若々しいお肌への近道です。